電波プロダクトニュース
050317_02
新規格COMExpressに準拠の組込み用コンピューターボード 米・ラディシス社は、コンピューターオンモジュール(COM)用PCIExpress向けの新しいPICMG規格「COM Express」に準拠した「Procelerant CE」を7月から量産する。1月に日本法人・日本ラディシスの社長に就任した佐藤宣行新社長は「新シリーズは組み込み用コンピューターボードの標準化に向けた世界初の製品。ユーザーの利益に結びつく標準化を推し進めたい」と語る。 「COM Express」は、ラディシスのほかインテル、PFU、コントロンで構成するグループ「PICMG」が組み込みボードシステムの標準化をめざし策定した規格。 アプリケーション固有のインターフェイスベースボード(キャリアボード)と小型のCPUモジュールを組み合わせたシステムで、CPUモジュールとキャリアボードを接続するコネクターなどの仕様を統一し標準化を図るもの。COM Expressに準拠したCPUモジュールならば、キャリアボードを換えることなくCPUを交換できる。 佐藤社長は「従来、CPUモジュールだけを取り換えるというシステムは存在したが、メーカーが異なるモジュールは使えないというのが実情だった。COM Expressの場合、メーカーを問わず自由にCPUを選べ、ユーザーは容易に、低コストで機器の高速化ができる」とその特徴を強調。 同社は、95×125ミリサイズCPUモジュールとしてインテルペンティアムM760(2GHz)プロセッサー搭載のCE760など四種類と、×16PCIExpressやデュアルDVI、SVGAに対応するキャリアボード一種類を現在、サンプル出荷中。「医療機器、計測装置、産業用制御機器など、ボードコンピューターを必要とするすべての用途に向いている。今後、小型のキャリアボードなどを発売すれば、POS端末などの用途も見込める」(佐藤社長)。 そして「組み込みシステム市場の発展には、パソコンやVTR、DVDなど他業界を見ても標準化が必須だろう。高いレベルにある日本の組み込み市場で標準化を推進、実現する」と語っている。 |
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