電波プロダクトニュース
050316_06
部品接続でハンダと同様に使用できる異方性導電接着剤 エイジアン・シールド(東京都品川区東五反田1-25-11、坂尾誠一社長)は、5月をメドに異方性導電接着剤(ACA)の生産を開始する。 昨年からサンプル出荷を展開してきたが、事業拡大の手ごたえを得たことから、東京都内に専門の研究施設および工場を開設することにした。当面は月間1トンの規模で生産を立ち上げる。 ACAは接着したとき決まった方向(接着面に対して垂直方向)にだけ電気を通す特殊な接着剤。部品接続において使われるハンダと同様に使用でき、しかも(1)複数の電極を一括で接続できるため、接続作業が簡単(2)超小型部品、ファインピッチ部品、異型部品などに幅広く対応できる(3)低耐熱部品および基板を使用できるため、製造コストを抑制できる(4)接合材料の使用量を抑制できる(5)鉛を使用せずに接続できるため、環境保全に寄与する―などの特徴がある。 すでに申請中の三件を含め、合計七件の特許申請作業も6月に完了するという。 同社は昨年からのサンプル出荷を通して、異方性導電フィルム(ACF)向けにバインダーとしての供給にメドをつけているのをはじめ、ハンダの全面置き換えを目指して実装技術メーカーとACA製品および実装技術の共同開発に着手。さらに海外の大手電子機器メーカーから新製品向けのAC技術(異方導電技術)開発を受託するなど、事業化に自信を深めた。 研究・生産拠点はクラス10000レベルのクリーンルームを設置。ISO9000シリーズ認証の取得など最先端の基地に構築する考え。 製品は標準200ミクロン(最小50ミクロン)ピッチの複数電極を一括接続する「LS200S1」に加え、フレキシブル基板への追従性を高めた「LS200FX」、150℃以下での短時間硬化を実現する低温速硬化タイプ「LS200LT」、塗布後すぐに接着作業に移れる無溶剤タイプ「LS210S1」などを順次市場に投入していく。 |
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