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車載大規模アーキテクチャー用32ビットMCU等計3機種  独インフィニオンテクノロジーズは、独ニュルンベルクで22日開幕した「エンベデッド ワールド2005」で、車載用マイクロコントローラー（MCU）の新製品三機種を発表した。 三製品は、大規模アーキテクチャーに対応する32ビットの「TC1115」、高速フラッシュメモリー「eフラッシュ」を初めて搭載したプロセッサー「TriCore（トライコア）」で、幅広い市場で利用できる32ビットの「TC1796」、それに全く新しいアーキテクチャーを生み出す8ビットの「XC866」。 自動車・産業・マルチマーケット事業部門ディレクターのフランク・グローブ氏は「当社の車載用部品分野の伸び率は市場の成長率より大きい。強みは技術を一つのアプリケーションに集約できること。新製品群投入で、MCU市場強化できると確信する」と語る。 TC1115は、従来の「TC11xx」シリーズを拡充、コスト削減要求が強いアプリケーションにおける大規模なソリューションに適しているという。組み込みリナックスの実行にも有効だ。さらに、-40℃から+85℃までの温度環境下でも、150MHzの高い性能を実現。 主な用途は、駆動装置やプログラマブルロジックコントローラー、ハブ、ルータースイッチなど。 TC1796は、自動車用高機能エンジンやトランスミッション制御に適し、150MHzのトライコアをベースにした高品質と高性能が特徴。割り込みシステムや周辺装置を高度化させ、リアルタイム動作を実現。また、高品質な2MBのフラッシュメモリーを搭載しているため自動車分野では125℃まで耐えうる。 XC866は、8ビットMCU。プログラムとデータ用に16KBのフラッシュメモリーを搭載している。 （森下・前特派員） |
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