電波プロダクトニュース
050221_02
解像度産業用アプリケーション向け720Mz動作の高性能DSP 【ニューヨーク支局】米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)は、周辺部品を統合し、オンチップ・メモリーを効果的に組み合わせた720MHz動作の高性能DSP「TMS320C6412」を発表した。 同製品は、VoP(ボイス・オーバー・パケット)サーバーやビデオサーバーなどのネットワークアプリケーション、業務用画像処理、外観検査システムなど高解像度の産業用画像処理アプリケーション、プリンター、スキャナー、コピー、ファクスなどの事務機器にとくに威力を発揮。総体的なシステムのコストダウンとボード・スペースの削減を実現するとしている。 TIの「TMS320C6000」シリーズDSPと完全互換性を有し、TIの確立されたソフトウエア、ツールが使用できるだけでなく、業界最大のサードパーティDSP開発ネットワークの支援を受けることも可能。これにより、システム開発の簡素化と市場投入期間の短縮を図ることができる。 性能は、TIの高性能DSPコア・アーキテクチャーと先進の130nm・CMOSプロセス技術を採用し、16ビット、2880MMAC(28.8億積和演算/秒)に迫る高水準を達成。また、イーサネットMAC(メディア・アクセス・コントローラー)やPCIインターフェイスを搭載しているため、高性能マルチチャンネル通信システムで使用されている複数個のDSPを一つの「C6412」に置き換えることが可能。このような大幅統合ができることから、ボード・コストは大幅に削減され、サービスプロバイダー向けの機器価格も低下。最終的に低コスト製品の供給が可能になるとしている。 720MHzで動作する「TMS320C6412」は、すでに量産出荷されている500MHz版、600MHz版の上位互換製品。現在サンプル出荷中で、05年第2四半期の量産を予定。価格は一万個受注時の単価は500MHz版が37.95ドルから、720MHzヘルツ版が63.99ドルから。 |
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