050211_03
DSPと300万画素対応信号処理機構内蔵の携帯向けプロセッサー  NECエレクトロニクスは10日、マルチメディア処理用高性能DSPと300万画素対応のカメラ信号処理機構を内蔵した新製品「μPD77540」（愛称「MP100」）の販売活動を開始した。携帯電話向けアプリケーションプロセッサーのラインアップ強化の一環。 MP100は、カシオ日立モバイルコミュニケーションズ（大石健樹社長）と共同開発品。04年11月から順次発売の日立製作所の携帯電話「W22H」、カシオ計算機の「W21CA」に搭載されており、その成果を汎用品として国内携帯電話メーカーを皮切りに広く市場に投入することにしたもの。 この製品を用いると携帯電話開発者は、静止画や、MPEG4形式の動画を撮影、表示できる携帯電話を低開発コストで短期間で実現できる。 アプリケーションプロセッサーやカメラ用処理に必要なDRAM、プロセッサーの命令を記憶するフラッシュメモリーをパッケージに内蔵している。カメラ信号処理ハードウエアの内蔵と、これらのメモリーの内蔵により、ここに実装した場合に比べ実装面積を50%以上削減する。 MP100のサンプル価格は、5000円。今年度内に月産五十万個の量産体制を計画している。 |
||||||||||||