電波プロダクトニュース
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高性能・高信頼で低消費電力のユビキタス端末用並列プロセッサー NECとNECエレクトロニクスは7日、いつ、どこでも使える高性能・高信頼で低消費電力の“ユビキタス端末”を実現する並列プロセッサー技術の開発を発表した. 新技術は、一つのプロセッサー内に複数のCPU(中央演算装置)を配したマルチコアベースをベースにしたもの。既存のシステムを複数のCPU上に移植できる対応する仮想化ソフトウエア、ハードウエア関連およびセキュリティの三つの新技術で構成している。マルチコア化で「高速低電力性」、「端末プラットフォーム化」、「セキュアな端末」などのメリットが生まれるという。 これにより、携帯電話やPDA、デジタルカメラ、車載端末などのモバイル機器においてパソコン並みの機能(汎用性)と、ウイルスやサイバーテロに強い堅牢性を両立する。 新規開発の仮想化ソフトウエア技術は、アプリケーションソフトウエアを改造することなく既存のシステムを複数CPU上に移植できマルチコアプロセッサー向けに新たにシステムを開発する手間を削減する。 マルチコアベースのハードウエアについては、プロセッサー内部のデータ回路を最適化する「四重バスインターフェイス」は、昨年9月に携帯電話用システムLSIの「MP211」を製品化、すでに適用を開始している。 今回の開発技術についてハードウエア関連は、開催中の「ISSCC2005」(国際固体素子回路会議、米サンフランシスコ)で七日に発表する。また、ソフトウエア関連技術は、「電子情報通信学会モバイルマルチメディア通信研究会」(3月2―4日、横須賀リサーチパーク)などで順次発表を予定している。 |
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