050127_02
携帯電話用6万5千色表示のカラーSTN液晶モジュール  ロームは携帯電話用の65000色表示のカラーSTN液晶モジュールとメイン画面/サブ画面一体型STN液晶モジュールを開発し、量産を開始した。独自開発の1チップ専用液晶ドライバーICを採用し、携帯電話のカラー化、多機能化に対応した。サイズ、ドット数、バックライト輝度、FPC、コネクターの形状など、要望に合わせて最短一カ月でカスタム設計、供給できる。 カラーSTN液晶モジュールは半透過タイプで、自社開発の液晶ドライバーICを採用し、65536色表示を実現した。ねじり角240°やギャップの最適化、偏光板の選定を進め、業界トップレベルのコントラスト48以上、色再現性（NTSC比）28以上を確保した。 ドット数104（RGB）×67ドット、0.225ドットピッチの高精細度。31.6×31.2ミリのコンパクトサイズ。 1.7/2.5型も予定 1月から1-1.3型の量産を開始した。自社開発の液晶ドライバーICを搭載した1.7型を4月に、2.5型を8月にラインアップする予定。 メイン画面/サブ画面一体型STN液晶モジュールは、メイン画面用STN液晶とサブ画面用STN液晶をリジッドプリント配線板を介して一体化した。 メイン画面、サブ画面ともに自社開発の液晶ドライバーICを用いることで、メイン画面用、サブ画面用に従来、八個ずつ外付けしていたセラミックコンデンサーが一個ずつで済む。メイン画面、サブ画面ともに同じ液晶ドライバーICのため、ユーザー側の液晶コントローラーのソフト開発負担を軽減できる。 メイン画面用1.3型モノクロSTN液晶、サブ画面用0.7型モノクロSTN液晶の一体モジュールを昨年12月から量産を開始した。今年末にはメイン画面カラーSTN液晶/サブ画面モノクロSTN液晶の一体化モジュールの供給を始める予定。メイン画面、サブ画面ともカラーSTN液晶の一体モジュールも供給できる。 生産は液晶の前工程、後工程を持つ中国・大連の一貫工場ローム大連で行う。 |
||||||||||||