電波プロダクトニュース



050126_07
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月26日050126_07 米アナログ・デバイセズ 半導体集積回路 リニアIC 移動体通信用

最高2.7GHz信号測定用デュアル・チャンネルパワー・ディテクター



米アナログ・デバイセズはこのほど、最高2.7Gヘルツの送信および受信信号の精密な測定用に業界初のデュアル・チャンネルパワー・ディテクター「AD8364」を発表した。現在、試作段階の供給を行っており、量産出荷は3月を予定している。価格は7.85ドル(一千個受注時の単価)。

AD8364は、二つの複雑な変調信号を同時に測定できる業界唯一のパワー・ディテクターで、携帯電話基地局システム設計で必要なRF信号の正確な測定を可能にする。

CDMA2000、W-CDMA、およびTD-SCDMAのようなピーク対平均パワーが常に変わる複雑な信号を用いる次世代携帯電話インフラストラクチャー機器に最適な製品。RF周波数の複雑な変調波形を測定し、入力波形のrmsに相当する正確なDC電圧を提供するように設計されている。

2002年に発表されたAD8362TruPwrディテクターの機能を利用して、AD8364は二個の整合の取れたAD8362チャンネルをシングルチップに集積。さらに温度性能を改善し、ディテクター・コアの対数適合リップル・ノイズを低減する。

アプリケーションとしては、パワーアンプ制御およびリニアライゼーション、アンテナのVSWR監視、送信機のパワー制御、自動ゲイン回路などがある。

基地局のパワーアンプのパワーおよびゲイン制御が向上することにより、設計者はコストを大幅に低減し、かつ動作効率を大幅に改善することができる。パッケージは5×5ミリメートルのLFCSPで提供される。

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