電波プロダクトニュース
050114_05
携帯電話用高品質ステレオ・D級アンプ 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は13日、携帯電話向けにステレオ・D級アンプ「TPA2012D2」を発表した。 D級アンプは、従来のAB級アンプに比較し、二倍以上の高い効率を実現することから省電力化が可能となる。携帯電話は、着信メロディーの高音質やボリュームの必要性が高まっており、D級アンプの搭載が進んでいる。同社は同分野で第三世代携帯電話を中心に採用が拡大、先行しており、今回は携帯電話のステレオ機能搭載の要求に応えたもの。 新製品は、2.1W出力のD級アンプで、従来のモノラル製品と比較して静的動作電流は三分の二の6ミリA、出力ノイズは半分以下の27μV(実効値)を実現、高い音質を実現する。 3.3Vで動作し、THNプラスN(歪み率プラスノイズ/0.5A出力時)は0.11%、電源リップル除去比はマイナス73dBである。RFノイズに強い完全作動アーキテクチャーを用いている。 さらにステレオ機能を構成した場合に必要な外付け部品は六個から二個に削減でき、システムを構成した場合、面積は約半分に削減できる。入力側の抵抗値を内蔵することで、ゲイン選択オプション(6/12/18/24dB)、チャネルごとに個別のシャットダウン・モードを備える。設計の柔軟性を向上させた。 携帯電話向けに、鉛フリー2ミリメートル角のWCSP(ウエハーチップスケールパッケージ)を提供。その他、ノートPCやポータブルオーディオ向けに4ミリメートル角のThinQFNで提供される。WCSPは現在サンプル出荷中で、量産は2005年3月から供給予定。 価格は0.95ドル(一千個受注時の単価)。EVM(評価モジュール)も供給中。 |
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