電波プロダクトニュース
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携帯電子機器用小型HDD用チップセット 【ニューヨーク支局】 米アギア・システムズは携帯電子機器用の小型ディスクドライブ(HDD)用のチップセット「TrueStore(トゥルーストア)CE」を開発、今第1四半期中にサンプル出荷する。このチップセットによりHDDメーカーは小型化と低コストを一度に実現することができるという。 トゥルーストアCEチップセットは、リードチャンネルIC「RC1100」、プリアンプ「PA1100」、モーターコントローラー「MC1100」、ハードディスクコントローラーの各チップで構成される一・八インチから〇・八五インチまでの高性能、超小型ドライブの開発に不可欠な半導体。PA1100はGMRまたはTGMRヘッドのどちらかと一緒に使用可能なほか、次世代の垂直記録技術をもサポートする。 MC1100は携帯機器に不可欠な振動に強く、信頼性が高い。MP3プレヤー、デジタルカメラ、携帯電話、PDA、ノートPCなど、デジタル携帯機器に求められるストレージの大容量化にニーズに対応するため、HDDメーカーはストレージ機器開発に必要な電力節減、小型化、低コスト化を可能にする半導体を一式のセットで利用できるようになる。 アギアによると、トゥルーストアCEは読み取り/書き込み速度が350Mbpを超える、現在一般的な一・〇インチドライブのストレージ容量である4.0GBだけでなく、12GBを超える次世代HDDにも対応。 同チップセットは通常の動作状態での総消費電力500mW以下を初めて実現、また電池寿命の延長を実現することで、携帯電子機器の省電力のニーズを満たした。 SoCを提供 同社はMMC(マルチメディアカード)、コンパクトフラッシュ(CF)、新しいCE―ATA仕様など、ドライブでの複数の家電向けホスト・インターフェイス対応のSoC(システム・オン・チップ)を提供する。 市場調査会社の米トレンドフォーカスによると、1.8、1.0、0.85インチの超小型ディスクドライブの世界出荷量は、合わせて03年の260万台から08年には一億台へと拡大すると予測する。 |
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