電波プロダクトニュース
040726_05
COFDM復調LSI ミクロナス(スイス・チューリッヒ)はデジタルテレビ向けに対応する半導体製品の品種を充実し、ビジネスの拡大を目指す。 同社はこれまで、テレビ向けの音声多重ICやピクチャーインピクチャー、ビデオデコーダーなどアナログ放送受信やフラットテレビ向けの半導体で高いシェアを獲得してきた。 このほど、今後普及の拡大が急速となる、デジタルテレビ向けに製品ラインアップを大幅に拡充した。 まず、欧州のデジタル放送規格DVB―T放送に対応した、COFDM復調LSI「DRX3973D」を製品化した。7月からサンプル出荷を開始、量産は第4四半期にも行う。マルチパスや不要電波からの干渉妨害に対応し、アナログチューナーを使用しても、デジタル放送を受信できることが特徴。 アナログ放送用の「DRX3960A」と使用すれば、1つのチューナーで、アナログ放送、デジタル放送のどちらも受信できる。 これまで、アナログ放送、デジタル放送それぞれに専用能チューナーが必要だった。また、ピクチャーインピクチャーなどの複数画面表示の要求でチューナーの数は増加の一途だった。 システムコスト削減 「システムコストが削減できる。将来的にはアナログ放送用復調LSIと1チップ化する」(同社)。 さらに、5月には米LINXエレクトロニクスを買収することを発表、米国市場に参入する。 米LINXエレクトロニクスは、米国のデジタル放送規格ATSCの受信性能を向上する技術を有し、高い実績をもつ。 同社では、同技術を復調LSIに適応し、製品化を進める。日本の規格に関しても、現在開発中。 |
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