アイリスオーヤマ

非接触で体温測定、識別可能なAIサーマルカメラ2機種投入

 アイリスオーヤマは、AIカメラソリューション事業の中で、新たに「AIサーマルカメラ」を投入する。

 今回発売する「AIサーマルカメラ」は、新型コロナウイルスの感染症問題の長期化と感染者増大を未然に防ぐ水際対策として、温度測定精度の高いサーマルカメラを用い、非接触で発熱者を検出することで施設内感染や集団感染を未然に防ぐ。最大20人を同時に体温測定できる「ドーム型AIサーマルカメラ」と、軽量で容易に持ち運べる「ハンディ型AIサーマルカメラ」の2機種を20日から発売する。税別価格はドーム型AIサーマルカメラが90万円、ハンディ型AIサーマルカメラが25万円。

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「ドーム型AIサーマルカメラ」(左)と「ハンディ型AIサーマルカメラ」

 同社は法人向けLED照明事業、建装内装事業、スポーツ施設市場など事業領域を積極的に拡大しており、これらの事業を通じて開拓した販路に対しては、AIサーマルカメラのソリューションを提案することで、新型コロナウイルスの感染拡大防止を支援していく。

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非接触で1秒以内という短時間で効率的に体温を測定できる

 今回発売するAIサーマルカメラは、スポーツ会場やイベント会場、病院や学校、オフィスなど、一度に多くの人が集まり利用する施設において、非接触で1秒以内という短時間で効率的に体温を測定できる。温度測定の誤差はプラスマイナス0.5度と高精度で、あらかじめ設定した以上の温度を検知した場合には画像アラートと音声アラートによって、即座に監視者に通知できる。

 また、AI(人工知能)機能を搭載しているため、顔認証の仕組みを用いてマスク着用の有無にかかわらず人の顔を検知する。さらに、一般的なサーモグラフィカメラとは異なり、人の額に焦点を当てた温度測定ができるため、より高精度な検出が可能。ドーム型AIサーマルカメラは同時に20人の体温を測定できる。天井への設置だけでなく、三脚を使用しても設置できるため、常設だけではなく、一時的な設置にも素早く対応できる。