IIJ

4K・ハイレゾのライブ配信に成功

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進化を続けるネットの可能性を語る
IIJの鈴木会長兼CEO

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IIJとのパートナーシップを強調する
ベルリン・フィルのツインマーマン取締役

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ベルリン・フィルの世界初の
4K・ハイレゾライブ配信
 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ベルリン・フィル)が演奏する4K映像・ハイレゾ音源をインターネットでライブ・ストリーミング配信するという世界初の試みに成功した。新たなインターネットの可能性を切り開くものとして期待されている。

 IIJは、2月28日にベルリンで行われたリハーサル(通し稽古)の様子を、インターネットを経由し、現地の臨場感をそのまま体験できる超高精細な4K(HDR)映像と高音質なハイレゾ音源(PCM96kHz/24ビット)でライブ配信した。

 ベルリン・フィル側で収録した映像を動画圧縮規格で圧縮し、ハイレゾ音源によりインターネット経由で伝送・配信。

 インターネットの広帯域化やスマートデバイスの普及、コンテンツの充実などを背景に動画配信市場が活性化し、インターネットでコンテンツを視聴するスタイルが定着する中、次のステージとして、よりきれいな映像、より良い音といったコンテンツの良質化≠ヨの需要が見込まれている。

 今回実現した4K・ハイレゾという大容量のコンテンツを同時にインターネット経由でライブ配信するという取り組みは、世界初の試みとなる。

 同社では「音楽以外の分野においても、良質なコンテンツを持つコンテンツホルダーの方々に様々なシーンで活用してもらうため、4K映像・ハイレゾ音源のインターネット配信プラットフォームをソリューション化」(冨米野孝徳配信事業推進部担当部長)し、4月1日から提供していく。

 また、今後はより臨場感を追求した環境を目指すため、4Kを超える高精細映像の配信や複数チャンネル、サラウンド音声対応、複数方向からの映像配信により視聴者側で好みのアングルを選択できるマルチチャンネル、マルチアングルといったユーザビリティ向上への取り組みなど、さらなる技術的チャレンジやサービス開発を推進していく計画。

 IIJの鈴木幸一会長兼CEOの話 ベルリン・フィルとは3年ぐらい前からハイレゾの実験をやってきた。今回、世界で初めて4Kとハイレゾの超高精細な映像と音の組み合わせによる配信の実験を行うことになった。4K、8Kとハイレゾとの組み合わせで、コンサートホールにいるように楽しめる形を提供していく。ネットはどんどん進化する。新しいメディアとして発展させていきたい。

 ベルリン・フィル・メディアのローベルト・ツインマーマン取締役の話 ベルリン・フィルは、常に最新の技術に高い関心を持っている。これはベルリン・フィルのDNA。IIJとは、パートナーとしてともに新しいメディアに向けて努力していきたい。