電波プロダクトニュース
981008_03
ローム ロームはCD/CD-ROM用ホログラム方式の集積型半導体レーザーモジュール、DVD用赤色マルチモード半導体レーザーモジュールと、4型Q-VGA透過型カラーSTN液晶ディスプレイ(LCD)モジュール、反射型フィルムLCDモジュールを開発した。半導体レーザーのモジュール化により光学系を大幅に簡素化でき、信頼性、生産性向上、機器の小型・薄型・軽量化が図れる。LCDの製品群を広げ多様なニーズに対応していく。いずれも商品化を急ぐ。10日までのエレクトロニクスショー'98の同社ブースに参考出品している。 ホログラム集積型半導体レーザーモジュールはホログラムを用いてCD/CD-ROM用光ピックアップの主要光学部品を一体化。同社従来品に比べ部品点数を3分の1の2点に削減した。 調整軸数は2カ所とこれまでと同じだが、光軸安定性を向上した。8.2φ金属パッケージを採用。 DVD用赤色マルチモード半導体レーザーモジュールは655nm赤色半導体レーザーを650nmマルチモード発振モジュールに直接実装し、光ピックアップの組立時の完全無調整化を実現した。 高周波重畳回路、ラインノイズフィルターを内蔵し、外付け部品を削減、EMI対策を不要にした。モジュール外形寸法6.8×10.0ミリ。 4型Q-VGA透過型カラーSTN-LCDモジュールは同社初の透過型カラーSTN-LCD。内製化した顔料カラーフィルターを採用し、ドライバーICをCOG実装した。 320×RGB×240ドット、ドットピッチ0.85×RGB×0.250ミリ。コントラスト15対1、視野角上下左右30度。 PDA、ハンディターミナル、アミューズメントのディスプレイとして供給する予定。 反射型フィルムLCDモジュールはこれまで0.3-0.4ミリあったフィルム基板厚みを0.1ミリに抑え薄型、軽量化した。基板がフィルムのため曲面設置が可能。4分の1デューティ、コントラスト5対1、視野角下左右40度。携帯電話やPDAなどに供給する予定。 |
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