航空電子
ハンディターミナル

　日本航空電子工業はこのほど、ハンディターミナル［UT6シリーズ」のラインアップ拡充として、ファナック製「CNCパワーメイト-モデルH」対応モデルを開発、販売を開始した。

　価格は12万5000円、販売見込みは年間500台。

　UT6シリーズは、産業用装置・ロボットの手元操作用の汎用オペレーションユニット。透明電極式タッチパネルの採用で、LCDの画面表示に従い画面上でのタッチ操作が可能。デッドマンスイッチ、パルスエンコーダー、ファンクションキーなどが装備され、キメ細かい操作・コントロールを実現する。

　表示部は320×200ドット大型LCD、タッチパネルは10×5マトリクスの透明電極を採用。50個のタッチスイッチをレイアウト可能。メインメモリーにはフラッシュROMを採用し、さらにICカードスロットの装備により、簡単にプログラムやデータの交換が可能。通信インターフェイスとして、RS-232C、RS-422を各1チャンネル装備している。

　今回の新モデルは、CNCとの通信プロトコル対応ライブラリーにより、オペレーティングユニットの操作・表示プログラムの作成が容易になり、プログラム開発の工数削減に貢献する。

　適用市場は、産業用ロボットのティーチングペンダント、工作機械のティーチングボックス・モーションコントローラー、各種産業用装置の手元操作ユニットなど。

　【主な仕様】

　▽使用温度範囲＝5-40度C▽保存温度範囲＝マイナス20-プラス60度C▽周囲温度＝20-85RH▽重量＝約750グラム（ケーブル含まず）。