IEC61076-3-122（タイプ1）に準拠した産業機器向け安全機器接続用小型インターフェイスコネクタ「DZ02シリーズ」のプラグハーネス

DZ02シリーズ

　日本航空電子工業は、産業用の安全機器接続コネクタを拡充する。同社は、IEC61076-3-122（タイプ1）に準拠した産業機器向け安全機器接続用小型インターフェイスコネクタ「DZ02シリーズ」のプラグハーネスを開発、販売開始した。人と機械が協調した工程設計に貢献する。

　近年、生産現場における省人化や生産性向上のために自動化ラインや協働ロボットなどの導入が進んでいる。

　これに伴い、作業者が装置に近づき過ぎたりしたときに、作業者の安全を守るための工程制御を行う安全装置の必要性が高まっている。

　同社はこうしたニーズに対応し、産業機器を制御する機器（サーボアンプ、インバータなど）と安全機器とを接続する小型インターフェイスコネクタ「DZ02シリーズ」のプラグハーネスを販売開始した。

　同製品は、ギガビットイーサネット用コネクタ規格「IEC61076-3-122（タイプ1）」に準拠したコネクタで、コントローラ（サーボアンプ）と安全装置を接続するSTOケーブルとして使用される。

　1.27ミリピッチによる小型化を実現することで機器内の省スペース化に貢献するとともに、耐振動性と操作性に優れたロック機能を備えている。 　人と機械の協業を背景に安全性を考慮した工程設計が進む中で、コントローラ（サーボアンプ）と安全機器との接続を同ケーブルハーネスで対応可能となる。

　既に販売中のレセプタクルと短絡プラグと合わせ、工程安全のための一連の接続にDZ02シリーズコネクタを使用できる。

　特徴は、小型（1.27ミリピッチ）。耐振動性に優れたロック機構。IEC61076-3-122（タイプ1）準拠のレセプタクル、短絡プラグ、プラグハーネス一連で提供可能。安全監視機能を有する機器と安全機器の接続に使用（セーフティコネクタ）。

　適用市場は、サーボアンプ、モーションコントローラ、PLC（プログラマブル・ロジック・コントローラ）など各種産業機器。

　一般仕様は、ピッチ1.27ミリメートル。芯数は8極（4極×2段）。定格電流0.5A。定格電圧AC30Vrms。絶縁抵抗500MΩ以上（DC100V印加）。耐電圧AC250Vrms（1分間）。使用温度範囲マイナス40-プラス85度。嵌合寿命はプラグ嵌合1500回。

　STO　セーフトルクオフ。安全機器からの信号によってモーターへの電流を遮断する機能。

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