5.9ギガヘルツ帯シングル型ISM／DSRC外付タイプのアンテナ製品を拡充

ISMおよびDSRC通信向け外付けアンテナ

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、アンテナ製品の品ぞろえ拡充を進めている。アンテナ新製品として、産業・科学・医療用および専用狭域通信向けの「ISM／DSRC外付けアンテナ」を発表した。コンパクトかつ堅ろう設計で過酷な環境にも対応でき、幅広い用途への提案を進める。

　モレックスのISM／DSRC外付けアンテナは、無線およびネットワークアプリケーションで高いRF性能と信頼性を提供する5.9ギガヘルツ帯のシングルバンド・アンテナ。標準品として在庫販売され、様々な構成をすぐに使用できるため、設計時間を短縮できる。コンパクトで堅ろうな設計により、小さい設置面積内で高い放射効率を提供し、湿気、極端な熱条件、衝撃、振動などの過酷な環境にも耐える。

　同アンテナのラインアップは、「ヒンジ付きアンテナ（214414）」「ハイゲインアンテナ（214390）」「MIMOアンテナ（214048）」の3製品。

　ISM／DSRCヒンジ付き外付けアンテナ「214414」の主な特徴は、SMA-JおよびRP-SMA-Jの取り付けオプション、ストレートモードおよび折り畳みモードを備え、柔軟な設計が可能。SMA-JおよびRP-SMA-Jタイプは垂直面で90度、SMA-Jコネクタは水平面で180度回転でき、優れた指向性カバレッジを持つ。

　ISM／DSRCハイゲイン外付けアンテナ「214390」の主な特徴は、最大9dBiのハイゲインによる強力で安定したワイヤレス接続。N-Jコネクタの取り付けオプションで、最大8dBiのピークゲインを提供できる。堅ろうなグラスファイバハウジングにより、ハイゲインとIP67の防水・防じん性能を備える。

　ISM／DSRC　MIMO外付けアンテナ「214048」の主な特徴は、コンパクトな設置面積でISM／DSRCデバイス用のMIMOアンテナシステムを提供する。ケーブルおよびSMAコネクタの取り付けオプションを備え、コンパクトで堅ろうな設計によって過酷な環境でも利用できる。

　用途は、セキュリティと監視、ホームオートメーション、ホームストリーミング、エンターテインメント、スマート家電、電力とユーティリティなどのコネクテッドホーム、コネクテッドモビリティ、IoT、無線インフラなどのデータセンターソリューション、インフラストラクチャ／ネットワーキングなどの通信／ネットワーキング、スマート輸送などの商用車など。

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