200506_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月6日 |
200506_01 |
アルプスアルパイン |
表示デバイス |
液晶・プラズマ・CRT |
一般民生用 |
医療・介護現場や公共施設などに最適なタッチレス操作パネル提案
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タッチレス操作パネルのデモ機 |
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触れない、触りたくない場面で安心・安全な操作
アルプスアルパインは、医療・介護現場や公共施設などでのタッチレスニーズに応える、衛生面に配慮した「タッチレス操作パネル」の新規提案を行う。「触れない」「触りたくない」シーンでの安心・安全な快適操作ソリューションとして、21年頃の製品化を目指し、市場調査を強化する。
昨今、スマートフォンやカーナビのほか、デジタル家電やセキュリティ機器など、様々なデバイスの入力操作が小型・高機能化を目的にスイッチからタッチパネルへと置き換えられてきている。また、飲食店での注文や公共施設での受け付け、医師のカルテなど、これまで人と人とのコミュニケーションや筆記によって成り立っていた作業についても、省人・効率化を目的としたタッチパネル型デバイスへの代替が進んでいる。
今後より一層、タッチパネルによる入力操作が普及していく一方で、「だれが触ったか分からない」「タッチパネルが汚れている」「自身の手が汚れている」などの理由により、パネルに触れて操作することに対して物理的・心理的な抵抗感を覚えるシーンが多く顕在化してくる。
例えば、医療施設では誰が触れたか分からないことによる感染症リスクの不安、電車の券売機や公共施設にあるトイレの洗浄スイッチなどに付着した汚れへの嫌悪感、そのほか、お菓子を食べながら、あるいはキッチンで料理をしながら家電を操作することへの抵抗感などが挙げられる。こうしたことから、タッチパネルは状況によって操作の快適性が損なわれる可能性を抱えている。
同社が提案するタッチレス操作パネルは、タッチパネルの利点を生かしつつ、この抵抗感を減らし、安心・安全かつ快適な操作を提供する。独自の高感度静電センサーを用いることによって、パネルから10センチメートル離れた位置にある手の存在を検知。5センチメートルbまで近づくと手の位置の検知が可能となり、3センチメートルまで近づくと指の位置まで把握することができる。
この一連の動作における手の接近検知も可能。さらに、検出したデータを独自開発のアルゴリズムで処理することで、手・指の位置やジェスチャに応じた多彩な操作を実現。直接パネルに触れて操作したニーズを考慮し、タッチ操作にも対応している。
同社は1月に米ラスベガスで開催された「CES2020」で、同製品を応用したソリューション提案として、エアコンの温度や風量などの空調機能、天井・スタンド照明やカーテンの開け閉めなどの照度調整などをタッチレス操作パネルで実行するデモ機を紹介した。手や指の距離や操作内容とディスプレイ表示を連動させたシステム設計に加え、音によるフィードバックを組み合わせることで、初めて使用する人でも感覚的に操作することを可能とし、デモ体験者の反応も好評だった。
同社は、同展示会で得た来場者の声を参考に、医療・介護現場や公共交通機関など、衛生面の配慮が必要となる様々な市場でのマーケティング活動を強化し、21年頃の製品化を目指す。
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