電波プロダクトニュース



200402_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月2日 200402_01 日本特殊陶業 ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 通信インフラ用

基地局向け、携帯端末向けの5Gミリ波向けアンテナモジュール


基地局向けアンテナモジュール(上)と
携帯端末向けモジュール

 【名古屋】日本特殊陶業はこのほど、現在開発中の基地局向け、および携帯端末向けの5Gミリ波向けアンテナモジュールで、28GHzでデータ通信が可能なことを実証した。

 モジュール化に当たっては、半導体向けパッケージの製造で培ってきた同社のコア技術である多層基板技術を適用して、次世代高速通信規格5Gの要であるミリ波を扱う回路(RF回路)とアンテナの一体化(AIP:Antenna in Package)を行う。

 材料には、ミリ波で必要となる高周波特性(低誘電損失)に優れ、耐環境性(吸水率0%、高耐熱性、耐候性)や放熱性も備えた自社開発の低損失LTCC(低温焼成セラミックス)を用いることで伝送損失を低減。

 基地局向けアンテナモジュールの特徴は、バンド幅がn257の2.3GHzに対応し、10dBi以上の利得、4×4を1ユニットとしたアレイ化が可能。携帯端末向けアンテナモジュールの特徴は、垂直&水平偏波同時に使用できる。バンド幅n257/258対応、垂直・水平偏波6GHz以上。

 古河電気工業は、同社の高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくアルミケーブル」を利用するユーザー向けのサポートプログラムとして、「らくらくアルミケーブル」端末施工講習会を開始した。

 らくらくアルミケーブルは、「軽い」「簡単」「柔らかい」などの特徴から、全国の建設現場で使用されており、ドラムの荷下ろしや移動、切り返しといった運搬作業のほか、繰り出しや引き込み、延線や整線といったケーブル敷設作業、ケーブルのくせ取りや被覆の剥ぎ取りといった端末加工の省力化に貢献している。

 こうした効果を得るためには、アルミ導体についての正しい知識を持ち、端末処理を適切に行うことが必要であることから、今回、端末施工講習会を開始した。

 端末施工講習会は、座学と実技の2部制で実施し、ともに終了後に理解度の確認のためのテストを実施。合格者には修了証を発行する。

 同社は端末施工講習会の開始に伴い、古河電工産業電線・平塚工場内に「らくらくアルミケーブル技能訓練センター」を開設。同センターでは、端末の処理の講習だけでなく、ケーブル延線や盤への接続といった作業も体験できる設備を備えている。

 らくらくアルミケーブルは、導体にアルミニウム、絶縁被覆に柔軟性架橋ポリエチレンを採用した高機能型低圧CVケーブル。


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