200331_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月31日 |
200331_01 |
ローム |
半導体集積回路 |
その他IC |
自動車機器用 |
業界初のソケット型車載LEDランプ向けLEDドライバー
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ロームのソケット型LEDランプ用 減電時電流バイパス回路内蔵LEDドライバー |
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ロームは業界初のソケット型車載LEDランプ向けLEDドライバーを開発し、7月から当面月産40万個で量産を開始する。白色LEDを使用する昼間点灯用ランプなどのヘッドランプユニットや、赤色LED、黄色LEDを用いるリアランプ、ポジションランプ、ターンランプ向けに供給する。19年12月からサンプル出荷を始めている。サンプル価格450円(税別)/個。前工程をローム浜松で、後工程をローム エレクトロニクス フィリピンズで行う。
開発したLEDドライバーは、最大出力電流400Am(DC)、600mA(デューティ50%)、定格電圧42V、入力電圧5.5−20.0V、チャンネル数1ch、動作温度範囲−40−+150度。
業界で初めて減電時電流バイパス回路を内蔵し、車載バッテリからの13V供給電圧が9Vまで低下しても電流が流れるLED点灯用経路を3灯用から2灯用にちらつきなく滑らかに切り替えることができる。このため常時30%以上の輝度を維持、LEDを消灯させることなく安全点灯を実現した。入力ピン1ピン。動作開始電圧、動作区間を外付け抵抗器3個で設定可能なため、幅広いアプリケーションに対応。
また、0.35μmBiCDMOSプロセスによる1チップ化で3.0mm角の超小型パッケージに納め、外付け部品を7点削減。10mm角基板への実装を可能にしてソケット型LEDランプの小型化ニーズにも応えた。LEDが高温になった時にLEDドライバーの出力を下げ、発熱量を抑制する出力電流ディレーティング機能も搭載。これにより外付けサーミスタ抵抗器1個で温度に対する出力電流の調整を可能にした。高温になりやすい白色LEDを使用したLEDランプにも対応できる。リアランプ、ポジションランプ、ターンランプ、フォグランプなどにも使える。
車載LEDランプ市場は年間400億円から500億円、年率10%以上で伸びているといわれている。そうした中、ソケット型LEDランプはLED電球のように容易に付け替えられ、メンテナンス性にも優れることから軽自動車やワンボックスカーなどで採用が進んでいるが、小型化が難しく、デザインの自由度が損なわれることが課題だった。
年2億個のLEDドライバーを生産。そのうちの1億4千万個を車載向けに、残り6千万個を民生向けに供給。特許件数、質のパテントスコアにおいても最高値を確保している同社が、独自の回路技術、プロセス技術でソケット型LEDランプの課題を解決した。
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