電波プロダクトニュース



200327_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月27日 200327_01 太陽誘電 受動部品 インダクタ・トランス 自動車機器用

AEC-Q200に対応したメタル積層チップパワーインダクタ「MCOIL MCシリーズ」


太陽誘電の車載向け積層タイプの
メタル系パワーインダクタ

 太陽誘電は、車載用受動部品に対する認定用信頼性試験規格「AEC−Q200」に対応したメタル積層チップパワーインダクタ「MCOIL MCシリーズ」の量産を開始した。積層タイプの特徴である小型化の優位性を生かし、車載向けでは世界初となる1608サイズのメタル積層チップパワーインダクタ「MCKK1608TR47MVC」(0.24―0.47μH)を商品化。子会社の和歌山太陽誘電(和歌山県印南町)で量産を始めたもの。サンプル価格は50円/個。

 今後、さらにニーズの多様化に応えるために、2012サイズ(0.24―1μH)についても年内の商品化を予定している。

 メタル積層パワーインダクタは、自動車のインフォテインメント機器や先進運転支援システム(ADAS)、テレマティクス機器などを制御するECUで使用される電源回路向けチョークコイル用途に適している。

 自動車はADASに代表される電子制御化が進展している。これらの機器は、車内の空間に効率的に配置するため、ECUにモジュール化して搭載される。さらに、メータークラスタなどのインフォテインメント機器をまとめた統合コックピット化が今後進んでいくことで、機器の高性能化も求められている。

 また、次世代高速通信規格5Gの本格化に伴い、コネクテッドカーなどV2Xを実現するため、テレマティクス機器のさらなる高機能化が進んでいる。多機能化や高機能化に伴い、半導体の処理能力が増大する一方で、それらの機器を高密度に配置し、一つのモジュールへ統合するため、搭載される電子部品にも小型・薄型化が求められている。

 同社は、小型化・薄型化における優位性を持つ積層タイプのメタル積層チップパワーインダクタMCOIL MCシリーズの材料技術や積層技術を高度化することで、AEC−Q200に対応した高信頼化を実現しつつ、車載向けのメタル系パワーインダクタとしては世界初となる1608サイズを商品化した。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |