200317_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月17日 |
200317_02 |
ローム |
半導体素子 |
ディスクリート |
自動車機器用 |
EV用オンボードチャージャーにも採用されたSiCMOSFET
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ロームのSiC MOSFET(製品イメージ) |
ロームは16日、同社のSiC(シリコンカーバイド=炭化ケイ素)MOSFETが中国のTier1メーカー、ユナイテッド オートモーティブ エレクトロニクス システムズ(UAES社)の電気自動車用オンボードチャージャ(OBC)に採用されたと発表した。同OBCは10月にUAES社から自動車メーカーに提供される予定。
ロームのSiC MOSFET搭載OBCは従来OBCに比べユニットとして1%の高効率化(効率95.7%達成、以前から電力損失約20%削減)に貢献する。これにより、ロームはUAES社から19年最優秀技術進歩賞を受賞している。
SiC MOSFETは従来のSi(シリコン)IGBTに比べスイッチング損失、導通損失が少ない、温度変化に強いなどの利点がある。電気自動車のオンボードチャージャやDC/DCコンバータなどに採用した場合、電力変換時の低損失化、放熱用部品の小型化、高周波動作によるコイルの小型化などが図れ、アプリケーションの高効率化や部品点数や実装面積の削減を実現できる。
ロームは10年に世界で初めてSiC MOSFETの量産を開始。SiCパワーデバイスのリーディングカンパニーとして世界最先端の開発を進めている。
自動車分野では12年に業界に先駆けて車載対応製品の提供を開始。電気自動車の急速充電用オンボードチャージャで高いシェアを持ち、電気自動車のモータやインバータで採用が増えている。
UAES社は、ボッシュと上海汽車系の中聯汽車電子との合弁企業。95年の創業以来、エンジンコントロールユニット、ガソリン車向けパワートレイン事業で、中国市場で高シェアを維持している。09年以降は主機インバータ、電動車向けアプリケーションの開発にも注力している。
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