高画素タイプの車載カメラモジュール用小型同軸コネクタ

ＳＭＫのカメラモジュール用 同軸コネクタ

　ＳＭＫは９日、高画素対応の車載カメラモジュール用小型同軸コネクタを開発、販売開始したと発表した。

　自動車市場では後方確認や周辺監視、センシング用として、カメラモジュールの搭載数が増えている。同時に、カメラの高画素化でデジタル伝送の需要が新たに生まれている。

　新製品は、特に高画素タイプの車載カメラモジュール接続用として開発した小型同軸コネクタ。製品サイズの小型化により車載カメラモジュールの小型化に貢献する。ケーブル側は防水気密構造をとっており、優れた防水性能を確保。ケーブルはストレートとライトアングルの２種類を用意しており、カメラモジュールの取り付け場所に合わせて選択できる。

　特徴は、高画素タイプの車載カメラモジュール接続に対応する、高整合で良好な高周波特性を備えた小型同軸コネクタ。同社独自技術により、コネクタ内部は気密構造、外部は防水構造とし、ＩＰＸ７、９Ｋの規格を満足。ケーブルはストレートタイプとライトアングルタイプも２種類を用意し、カメラモジュールの取り付け場所に合わせて選択可能。

　使用周波数範囲はＤＣ―３ＧＨｚまでをカバー。ケーブル側は伝送性能、防水性能確保のためハーネス品として供給する。ＲｏＨＳ指令適合品。用途は車載用機器（リアビューカメラ、ＥＣＵなど）。

　主な仕様は、定格電圧電流ＡＣ２５０Ｖ１Ａ。周波数範囲ＤＣ―３ＧＨｚ。公称インピーダンス５０Ω。電圧定在波比１.３以下（ＤＣ―１.０ＧＨｚ）、１.５以下（１ＧＨｚ―３ＧＨｚ）。使用温度範囲４０―１０５度。

　サンプル価格は、レセプタクル３００円／個、プラグケーブル２千円／本。生産能力は月産５０万個。