低消費電力で高分解度/超低ノイズの新3軸MEMS加速度センサー2種

アナログ・デバイセズの 「ＡＤＸＬ３５４/３５５」

　アナログ・デバイセズは６日、三軸ＭＥＭＳ加速度センサーの新製品「ＡＤＸＬ３５４」「同３５５」を発表した。

　両製品は振動を高分解度かつ超低ノイズで計測し、ワイヤレスセンサーネットワーク経由で計測データを伝達することで、各種の構造上の欠陥を早期に検知することが可能。

　低消費電力により、バッテリ寿命を延ばし、最終製品の稼働耐用期間の延長も可能となっている。

　このような特徴から、同製品はヘルスモニタリングのように微小振動を正確に計測することが要求される計測機器で、コスト効率の高い製品開発ができる。

　これに加え、これらの速度センサーの特徴である傾斜安定性と温度安定性により、適合温度範囲ではキャリブレーションなしに長時間にわたり優れた反復精度を提供できる。

　このため、慣性計測ユニット（ＩＭＵ）や傾斜計、無人航空機（ＵＡＶ）の測位および航行システム用にも最適。

　価格は、１４ピンＬＣＣパッケージでアナログ出力のＡＤＸＬ３５４が２５.４３ドル。ＳＰＩ出力の同３５５が２８.２５ドル（ともに１千個受注時）。

　現在のところ出荷時期は未定。同社の営業担当に問い合わせてほしいとのことだ。