電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月13日 160913_01 リニアテクノロジー 半導体集積回路 専用IC 一般産業用

0-15VのDC電源レールに対応した電力及びエネルギー・モニター


 リニアテクノロジーは0−15VのDC電源レールに対応した、電力およびエネルギー・モニター「LTC2947」の販売を開始した。同製品はコマーシャル温度範囲、インダストリアル温度範囲で仕様が規定されており、32ピン4×6ミリメートルQFNパッケージで供給され、1千個時の参考単価は5.95ドルから。製品サンプルおよび評価回路ボードは、同社Webサイトまたは販売代理店各社経由で入手できる。

 ほとんどの電力およびエネルギー・モニターICは、外付けの検出抵抗を使って電流を測定する。しかし、特に大きな電流を取り扱う場合、検出抵抗の選択は簡単ではない。入手可能な検出抵抗は消費電力が大きすぎたり、広いボードスペースを必要としたり、測定精度に大きな影響を及ぼしたりする可能性があるからだ。

 同製品は温度補償された300μΩの検出抵抗を内蔵しており、このような懸念を軽減する。最大30Aで1.2%精度のエネルギー測定を行うシンプルな24平方ミリメートルのソリューションを提供する。

 30Aのフルスケール電流の測定時に、内蔵検出抵抗の電圧降下はわずか9mVなので、消費電力はおよそ4分の1W。6Aの電源レールの測定時には約10mWになる。低消費電力に加え、オフセットがわずか6mA(1.8μV)と低いため、大きなダイナミックレンジを実現する。

 3個の内蔵ΔΣ ADCと内部または外部の高精度タイム・ベース(水晶発振器またはクロック)により、電流、電圧、電力、電荷、エネルギー、温度、時間など多数のパラメータを高精度で測定できる。  最小値と最大値を含む全てのデジタル測定値は、選択可能なI2CまたはSPIインターフェイスを介してアクセス可能なレジスタに格納される。測定値が設定可能な警告しきい値を超えると、アラート信号によってホストに通知するので、面倒なポーリングが不要になる。

 LTC2947はボード・レベルのエネルギー消費を正確に評価し管理するために必要な全てのパラメータへのアクセスを提供する。また、動作範囲がレール・トゥ・レールなので、追加の回路なしで短絡や停電の発生時に電流を監視するのに最適だ。


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