産業機器まで適合の0.8ミリピッチSMTタイプ基板対基板コネクタ

日本航空電子工業のＫＸ１４／１５シリーズ

　日本航空電子工業は民生機器から産業機器まで幅広い用途に適合する０.８ミリピッチＳＭＴタイプ基板対基板コネクタ「ＫＸ１４／１５シリーズ」の製品バリエーションを拡大した。

　近年、産業機器をはじめＯＡ機器や通信機器など様々な機器で小型化・多機能化が進み、汎用コネクタに求められる接続形態も多様化している。同社はこれらの接続ニーズに対応し、機器内基板間接続コネクタのＫＸ１４／１５シリーズの製品展開を強化した。平行基板間高さを４ミリ―９ミリメートルの範囲（１ミリメートルごと）から４ミリ―１２ミリメートルまでの範囲に拡大したほか、２０―８０芯まで１０芯刻みで標準対応できる製品ラインアップに拡充した。これにより顧客の幅広い要望に合わせた基板間接続形態への対応が可能となる。

　特徴は、２０―８０芯（１０芯刻み）、基板間４ミリ―１２ミリメートル（１ミリメートル刻み）品を標準アイテムに設定した豊富なラインアップ。素材面接続でのこじりに強いリボンタイプコンタクトによる高接触信頼性。嵌合ガイドを持ち、確実な挿入操作性を実現。コネクタ底面に装備したボスにより基板実装時の確実な位置決めが可能。両サイドに金属ホールドダウンを配置し挿抜時などの基板剥離防止を強化。アングルタイプは六角ナットを装備し、ねじ留めが可能。

　適用市場は、通信機器、放送機器、ＦＡ機器、医療機器、ＯＡ機器などの各種電子機器。

　一般仕様は、極数（標準アイテム）は２０／３０／４０／５０／６０／７０／８０極。定格電流０.５Ａ。接触抵抗７０ｍΩ以下。耐電圧ＡＣ５００Ｖｒｍｓ（１分間）。使用温度マイナス４０―プラス８５度。挿抜回数５００回。