160614_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月14日 |
160614_01 |
トレックス・セミコンダクター |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
移動体通信機器用 |
1V未満の電圧対応で超低消費電流の同期整流降圧DC-DCコンバータ
|
同期整流降圧DC−DCコンバー
タ「XC9272シリーズ」 |
トレックス・セミコンダクターはこのほど、1.0V未満の低出力電圧対応かつ超低消費電流を実現した同期整流降圧DC―DCコンバータ「XC9272シリーズ」を開発した。
現在、低消費電力への要求が高まり、チップセットのコア電圧は低電圧化が進んでいる。特にスマートウオッチをはじめとするウエアラブル端末は電池駆動時間を延長するため、超低消費電力に向けた技術開発が行われている。
今後、コア電圧の低電圧化により、1.0V未満のコア電圧を必要とするチップセット需要がさらに増加すると予想される。こうした背景により、コア電圧の低下に対応できる超低消費のDC―DCコンバータの要求が増加すると考えられる。
新製品は0.60―0.95Vの低出力電圧対応と0.5μAの超低消費電流を実現。1.0V未満のコア電圧が必要なチップセットに高効率な電源供給を行うことができる。
アナログ回路の最適化により超低消費電流を実現し、動作方式にPFM制御方式を採用したことで、軽負担時の効率が同社従来品と比べ大幅に向上した。これにより、チップセットのスリープ状態における電力損失を大幅に改善することが可能となる。
スリープ状態での効率が重視されるウエアラブル端末やGPS機能付き機器、エナジーハーベスト機器など、電池の長時間駆動化が要求される用途に最適。既に量産を開始しており、サンプル出荷も行っている。サイズは1.8×2.0×0.4ミリメートルの小型パッケージとSOT―25を用意。従来品と同サイズのため、簡単に置き換えが可能だ。
今後、コイル一体型のモジュールICタイプにも対応する予定で、さらなる省スペース要求に応えていく。
|