電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月2日 160602_02 インターシル 半導体集積回路 汎用リニアIC 自動車機器用

車載ヘッドアップディスプレイ向けレーザー・ダイオード・ドライバー


次世代の拡張現実レーザーHUDに最適な
「ISL78365」                  

 インターシルはこのほど、車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)向けレーザー・ダイオード・ドライバー「ISL78365」を発表した。

 同製品は、競合するソリューションと比較して約2倍の高電流で、チャンネル当たり最大750mAの4チャンネル高強度レーザーをパルス発振し、フルHDのカラー・ビデオをフロントガラスに投影できる。

 高級車を中心に搭載が進むHUDは、走行速度や警告信号、車両情報、ナビゲーション情報をフロントガラスに直接表示できるため、ドライバーは前方に視線を集中することができる。

 レーザーHUDはADAS(先進運転支援システム)の中でも最新技術のひとつ。拡張現実機能に対応した新世代のレーザーHUDは、フロントガラス全面にバーチャルな路面矢印などを表示することができ、より広い視野と、ほぼ遅延ゼロを実現する。

 レーザー・ダイオードは通常、必要とする輝度を実現するためRGBの3チャンネルで対応するが、同製品は補正のための4番目のチャンネルを持つ。

 広範なレーザー・ダイオード構成をサポートすることから、希望する輝度、高コントラストで色鮮やかな画像を表示できる。

 スイッチング速度は1.5ナノ秒未満で、高解像度と高フレーム・レート投影をサポートしている。柔軟性の高い同期パラレル・ビデオ・インターフェイスにより、最大150メガヘルツのピクセルレート、1ライン当たり最高1900ピクセルの高解像度を実現する。

 同製品はレーザードライバーとしては業界で初めてAEC―Q100に準拠した。6ミリ角の40ピンWFQFNパッケージで、既に供給を開始している。


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