160511_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月11日 |
160511_01 |
リニアテクノロジー |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
2メガHzで93%の効率を達成した1.5A同期整流式降圧DC/DCコンバータ
リニアテクノロジーは、42V入力の1.5A同期整流式降圧スイッチング・レギュレータ「LT8608」の販売を開始した。
LT8608EMSEは熱特性が改善されたMSOP−10パッケージで供給される。インダストリアル温度バージョンのLT8608IMSEは40−125度の動作温度範囲で仕様が規定されている。1千個時の参考単価は2.25ドルからで、どちらのバージョンもリニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売される。
独自の同期整流方式で、2メガヘルツのスイッチング周波数で93%の効率を達成するため、設計者はAMラジオ帯域などのノイズの影響を受けやすいクリティカルな周波数帯域を避けながら、ソリューションの実装面積を小さくできる。Burst Mode動作により、無負荷のスタンバイ状態で暗電流が2.5μA未満に保たれるので「常時オン」のシステムに最適。
LT8608の入力電圧範囲は3.0−42Vなので、最低入力電圧が3.0Vまで下がるコールドクランクやエンジンの停止/始動の状況から、ロードダンプ・トランジェントが40Vを超える状況までレギュレーションを行う必要がある自動車用アプリケーションに最適。内部2Aスイッチは最大1.5Aの連続出力電流を供給可能。
LT8608はあらゆる条件で最小ドロップアウト電圧をわずか200mV(500mA時) に維持するので、自動車のコールドクランクのような状況で卓越した性能を発揮することができる。スペクトラム拡散周波数変調と特殊な設計技法により、低EMI動作を実現し、自動車や産業環境でのノイズの問題を最小に抑える。
さらに、最小オン時間がわずか45ナノ秒と短いので、2メガヘルツの固定スイッチング周波数で16V入力から1.5V出力への降圧変換が可能。また、熱特性が改善された10ピンMSOPパッケージを採用しており、高いスイッチング周波数により小型の外付けインダクタやコンデンサを使用できるので、放熱効果が高く実装面積の小さいソリューションを提供する。
また、高効率のトップ・パワー・スイッチとボトム・パワー・スイッチに加え、必要な昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路を1個のチップに集積している。低リップルのBurst Mode動作により、出力リップルを10mVP−P未満に抑えながら低出力電流でも高効率を維持する。
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