151126_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月26日 |
151126_02 |
ルネサス エレクトロニクス |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般民生用 |
タッチキー操作機器向け好感度の32ビットマイコン
ルネサス エレクトロニクスはタッチキー操作機器向けに32ビットマイコン「RX130グループ」を開発。このほど、サンプル出荷を開始した。
サンプル価格は、メモリー64キロバイト搭載のQFP64ピンパッケージ製品で250円/個(税別)。
量産は16年3月から開始。17年3月には月産50万個の生産を予定している。
タッチキーは白モノ家電の操作パネルに多く使用されているが、感度に限界があり、濡れた手や手袋をはめた手では操作が困難であった。同社のタッチキーは、高感度でノイズ耐性に優れているため、水に濡れる場所の電気製品や、スイッチを埋め込んだデザイン性の高い住宅設備、安全のために手袋をして作業をする産業機器の操作パネルなど、多種多様な用途に使用できることが特徴。
今回の新製品は、特に普及機帯のシステム向けに機能を最適化した。
タッチキー用32ビットマイコンとしては、世界トップクラスとなる最大64キーまで拡張可能なため、基板設計が容易である。
また、世界最小クラスの待ち受け電流約8μAを実現。タッチキー搭載による消費電力の負荷を低減した。
今後、普及機帯のモデルに手軽にタッチキーを搭載できるよう、開発環境を拡充する。タッチキーの自動調整ツール「Workbench6」をバージョンアップし、開発ツールだけではなく、アプリケーションノート、ユーザーズマニュアル、リファレンスソフトなど、開発に必要なソフトウエアや情報も掲載する。
マイコンのサンプル、評価ボードを併せて使用することにより、動作確認と評価が可能になる。
Workbench6を同梱したRX130タッチキー評価キットは16年2月に発売予定。
同社のタッチキー向けマイコンは、64―512キロバイトのフラッシュメモリー、48―100ピンパッケージの全部で256品種のラインアップがそろう。
RX231とRX130はピン互換性およびソフト互換性があり、ソフトウエア資産の流用も可能なため、普及機から高級機までカバーすることができる。
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