消費電力を54%低減した5Mbps高速通信用フォトカプラ

東芝の５メガｂｐｓ高速通信用フォトカプラ 「ＴＬＰ２３１０、ＴＬＰ２７１０」

　東芝は同社従来製品に比べて消費電力を５４％低減した、５メガｂｐｓ高速通信用フォトカプラ「ＴＬＰ２３１０、ＴＬＰ２７１０」を製品化した。

　新製品は入力側に高信頼性の高出力赤外ＬＥＤを搭載し、従来製品に比べてスレッショルド入力電流を約３８％低減、出力側にはＢｉ―ＣＭＯＳプロセスを用いた受光ＩＣを搭載し、従来製品に比べて供給電流を約９０％低減した。

　スレッショルド入力電流を１ｍＡ（ｍａｘ）で保証することにより、マイコンからのバッファレス直接駆動や、フォトカプラを搭載する機器システムの低消費電力化、コスト削減に貢献する。

　また、動作温度は１２５度（ｍａｘ）を保証、さらに電源電圧は２.７―５.５Ｖに対応。

　ＴＬＰ２３１０は５ピンＳＯ６パッケージ、ＴＬＰ２７１０はＳＯ６Ｌパッケージを採用。両製品とも最大高さ２.３ミリメートルの薄型を実現し、ＴＬＰ２３１０は沿面・空間距離最小５ミリメートル、絶縁耐圧３.７５ｋＶｒｍｓを保証。ＴＬＰ２７１０は沿面・空間距離８ミリメートル、絶縁耐圧５ｋＶｒｍｓを保証しており、セットの小型・薄型化に貢献する。

　また、ＵＬ１５７７、ＥＮ６０７４７―５―５などの海外安全規格にも認定されており、高い絶縁性能が必要な応用にも適している。