DCライン/ACライン双方で使える小型ユニット型電源

ＴＤＫのユニット型電源「ＨＭＳシリーズ」

　ＴＤＫは、ＴＤＫ―ＬａｍｂｄａブランドでＤＣラインとＡＣライン双方に使用可能な小型のユニット型電源「ＨＭＳシリーズ」を開発した。６月から受注を開始し、７月に量産出荷する。

　新製品はＤＣラインと、ＡＣラインの双方を入力電圧として使用できるのが特徴。電力プラント制御機器をはじめ、ＵＰＳ、発電機などの分野で利用できるもの。

　ＤＣ入力時の下限値を従来シリーズより１０Ｖ拡大し、８０ＶＤＣ（負荷率８０％）としている。バッテリなどの電力供給源における電圧降下に対し、より広い範囲での装置の稼働が可能になり、装置性能の向上をサポートする。

　また、周囲温度４０度、負荷率５０％、２４時間連続稼働時に、電解コンデンサ期待寿命１０年の実力を有し、顧客の装置の信頼性向上に寄与する。

　さらに従来シリーズに比べて４％の効率改善を実現し、電源内部の発熱が抑えられた。これによって、体積を５５％小型化することに成功した。

　最大出力電力は５０Ｗ、８０Ｗ、１００Ｗ、１５０Ｗの４モデル。

　入力電圧は８０―３７０ＶＤＣ／８５―２６５ＶＡＣ。

　定格出力電圧は５Ｖ、１２Ｖ、１５Ｖ、２４Ｖ、４８Ｖ。サイズは３１.５×８２×１２０―４２×８２×１６０ミリメートル。