大容量タイプの導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ

日本ケミコンのハイブリッドコンデンサ 　 「ＨＸＪ／ＨＸＫシリーズ」

　日本ケミコンは導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサの大容量タイプ「ＨＸＪシリーズ」「ＨＸＫシリーズ」を開発した。７月からサンプル出荷、量産は月産２５０万個を見込んで１１月から行う。

　新製品は高信頼性が求められる自動車、産業機器向けに販売している「ＨＸＣシリーズ」（１２５度４千時間保証）、「ＨＸＤシリーズ」（１０５度５千時間保証）を大容量化したもの。

　陽極に同社の高容量箔を採用して、対向電極箔の最適化、両箔と相性の良い導電性高分子材料、電解液を採用することで、高信頼性を維持したまま大容量化を実現したもの。

　ハイブリッドコンデンサは、電解質に導電性高分子と電解液を採用することで、導電性高分子による低ＥＳＲ特性と優れた耐熱性に加え、電解液による酸化皮膜修復性を併せ持ち、低ＥＳＲ、高信頼性、高耐電圧なコンデンサを実現する。

　新製品は、サイズがφ６.３×５.８―φ１０×１０ミリメートルで４サイズを用意。定格電圧は１６―３５Ｖ。静電容量は５６μ―６８０μＦ。耐湿性は従来シリーズと同様に８５度８５％ＲＨ２千時間保証。