携帯端末向けデュアルトレイ型マイクロSIMカードコネクタ

ＳＭＫの「マイクロＳＩＭカード用コネクタ 　デュアル─トレイ　ピン─イジェクトタイプ」

　ＳＭＫは１１日、スマホやタブレット端末向けに「マイクロＳＩＭカード用コネクタ　デュアル―トレイ　ピン―イジェクトタイプ」を開発、販売開始したと発表した。

　最近のスマホやタブレット端末では、一つの端末にマイクロＳＩＭカードを２枚搭載するモデルが普及してきている。そのニーズに対応するため、一つのコネクタで２枚のマイクロＳＩＭカードを同時に挿入できるコネクタを開発した。

　カードの挿抜は、トレーにマイクロＳＩＭカードを搭載し、そのままトレーをコネクタに挿入することでロックする。カードを取り出す場合は、イジェクトピンを挿入することでトレーが排出される構造。トレーについては、顧客の仕様・要望に応じて製作することが可能。

　新製品のコンタクトは、同社独自のノウハウを生かした一体成形構造を採用し、トレー挿抜時の斜め押しなどによるコンタクトの座屈・変形を防止する形状。トレーの逆挿入防止機能も備えている。

　トレー検知スイッチ付き。エンボステープ梱包で自動実装に対応している。

　サンプル価格は２００円。生産能力は月産５０万個。

　主な仕様は、定格電圧電流５Ｖ、０.５Ａ。接触抵抗１００ｍΩ以下。絶縁抵抗ＤＣ５００Ｖ（ＳＷ部ＤＣ１００Ｖ）、１千ＭΩ以上。耐電圧ＡＣ５００Ｖ（ＳＷ部ＡＣ１００Ｖ）。

　使用温度範囲は、マイナス２０―プラス６５度。挿抜寿命２５００回。