150304_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月4日 |
150304_01 |
リニアテクノロジー |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
自動車機器用 |
車載向け2.2-60V入力対応で3出力のDC/DCコントローラ
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トリプル出力のDC/DCコントローラ「TC3899」 |
リニアテクノロジーは2.2―60Vの入力電圧範囲にわたり、出力電圧を安定化状態に保つ、トリプル出力(降圧、降圧、昇圧)、暗電流29μAの同期整流式DC/DCコントローラ「LTC3899」の販売を開始した。
12Vのカーバッテリはエンジンの再始動時やコールドクランク時に4V未満まで降下してしまうことがあり、インフォテイメント・システムなど動作電圧が5V以上の電子機器はリセットされる恐れがある。
LTC3899の昇圧コンバータは、その出力を2個の降圧コンバータに給電することにより、カーバッテリの電圧が降下した際の出力電圧のドロップアウトを防ぐ。この機能は自動車のアイドリングストップ・システムにおいて有用。
60Vの最大入力電圧は、ダブルバッテリのトラック・アプリケーションに対応している。また、汎用のトリプル出力コントローラとして使う場合、降圧コントローラには入力から電力を供給することもできる。
4.5―60Vの入力電圧で起動し、起動後は入力電圧が最低2.2Vまで下がっても動作を維持する。昇圧、降圧コンバータは最大95%の効率で最大60Vの出力電圧を生成可能。
また、バースト・モード動作の設定が可能なため、出力が安定化したスタンバイモードでの暗電流がチャネル当たり29μA(三つのチャネル全てがオンの場合39μA)と低く抑えられ、バッテリ稼働時間を延ばすのに役立つ。全てNチャネルのMOSFET用の強力な1Ωゲート・ドライバーを内蔵、チャネル当たり10Aを超える出力電流を供給できる。
そのほか、IC電源およびゲート・ドライブ用のLDOを内蔵し、出力電圧のトラッキングや調整可能なソフトスタート機能、パワーグッド信号、オプションの外部VCCバイアス入力などが特徴。
LTC3899は38ピンSSOPパッケージと38ピン5×7ミリメートルQFNパッケージで供給。4種類の温度グレードがあり、1千個時の参考単価は4.95ドルから。
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