150227_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月27日 |
150227_02 |
JMエナジー |
受動部品 |
コンデンサ |
一般産業用 |
高エネルギー密度のリチウムイオンキャパシタ(LIC)ラミネートセル
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今回上市のアルティモ「CLE2300S 1B」
(上段) |
JSRのLIC(リチウムイオンキャパシタ)事業会社であるJMエナジー(山梨県北杜市、小林英一社長)は、高エネルギー密度のLICラミネートセル「アルティモ(ULTIMO)」を上市した。
重量エネルギー密度を鉛電池並みに向上させ、従来のアルティモラミネートセルと同等の薄さでありながら2倍の容量を実現した。LICとしては業界最高レベルのエネルギー密度だ。
医療機器、停電発生時のバックアップ電源、無人搬送装置、ソーラー蓄電、エナジーハーベスティングなど軽量化・小スペース化が求められる用途やハイブリッドショベルカーなどの大型建機、ハイブリッドバスなどの移動体用途など旺盛な市場ニーズに応える。
LICは蓄電デバイスの一種で、高出力密度、高エネルギー密度、高電圧といった特微を持つ。特にアルティモシリーズは、超低抵抗で二次電池に比較して充放電時のエネルギーロスが圧倒的に小さく、高い信頼性・安全性と長期耐久性を備える。
100万回以上の充放電が可能である。電気二重層キャパシタ(EDLC)に比較して、より高いエネルギー密度を持つため設置スペースの削減・軽量化に貢献する。
同社は、08年に世界初となる大容量LICの量産設備を稼働させた。
アルティモシリーズとして、軽量薄型のラミネートセル(年生産能力30万セル)と堅ろう性に優れた扁平角型セル(年生産能力12万セル)およびセルを連結させ、より高電圧で使用するためのモジュール型も提供する。
今後、LICの独自の特性を生かした幅広い分野で採用が進み、急速な需要量の拡大が見込まれることから、同社の本社工場で年産能力300万セルの扁平角缶セルの量産工場建設を進めており、本年夏に生産開始を予定する。
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