IoT(モノのインターネット）向けシンプルリンクWi-Fiモジュール

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、ＩｏＴ（モノのインターネット）向けに、シンプルリンク　Ｗｉ―Ｆｉ「ＣＣ３１００／３２００」のモジュール製品の供給を開始した。

　これにより開発各社は、組込みＷｉ―Ｆｉやインターネットへのコネクティビティを家庭用、産業用や民生向けの幅広いエレクトロニクス製品に簡単に実装できる。また、新型モジュールを使うことで、製品開発コストの削減、市場投入期間の短縮、さらに調達や認証取得の簡素化も実現。

　これらのモジュールには完全なアンテナのリファレンス・デザインも付属することから、実装を効率化できる。

　ＣＣ３１００は、あらゆるマイコンをホストとして、各種アプリケーションの柔軟なプログラミングが可能。

　ＣＣ３２００では、ユーザー向けに統合されたプログラマブルのＡＲＭ　Ｃｏｒｔｅｘ―Ｍ４マイコンを内蔵して、顧客の独自コードを実行可能だ。

　低消費電力の無線機能と複数のアドバンスド・ローパワー・モードで、電池駆動デバイス向けに業界で最も低い消費電力を提供。２本の単三電池で１年以上動作する。　

　素早い接続、クラウドのサポートとＷｉ―Ｆｉ、インターネットや堅ろうなセキュリティ・プロトコル群をオンチップに統合。専門知識なしでも製品を接続できる。

　ＣＣ３２００モジュールの１千個受注時の単価（参考価格）は１９.９９ドル。ＣＣ３１００モジュールは同１４.９９ドル。