携帯端末の通信・充電用途向けUSB3.1　Micro-Bコネクタ

ＳＭＫの「ＵＳＢ３.１　Ｍｉｃｒｏ─Ｂコネクタ」

　ＳＭＫは２９日、タブレットＰＣやＤＳＣ、ポータブルＨＤＤなどの通信・充電用途の接続用に「ＵＳＢ３.１　Ｍｉｃｒｏ―Ｂコネクタ」を開発、販売を開始したと発表した。

　新製品は、最近のコネクタ小型化による強度確保の課題に対し、同社独自の２重シールドケース構造を採用し、コジリ負荷に対する耐変形強度を向上させ高信頼性を実現している。

　２重シールドケース構造は製品の信頼性向上に加え、外側のシールドケースと内側のシールドケースとの間に凹凸構造を設けることで、前後左右方向のずれ防止を可能としている。実装足部を外側のシールドケースで形成することで、内側のシールドケースの切り欠きや穴形状を排除でき、プラグ挿入口内部へのフラックス上がりの防止対策も兼ね備えている。

　特徴はＵＳＢ３.１規格に準拠。ＵＳＢ３.１　Ｍｉｃｒｏ―Ｂタイプのレセプタクルで４本ＤＩＰタイプ。コジリ強度および実装強度向上のため、シールド２重構造を採用している。エンボステープ梱包で自動実装に対応。ＲｏＨＳ指令適合品。

　サンプル価格は１００円。生産能力は月産５０万個。

　主な仕様は、定格電圧電流はＡＣ３０Ｖ、電源ライン３Ａ（ＰＤ対応）信号ライン０.２５Ａ。接触抵抗は電源ライン３０ｍΩ以下、その他のライン５０ｍΩ以下。絶縁抵抗はＤＣ５００Ｖ　Ａｆｔｅｒ１ｍｉｎ．１００ＭΩ以上。使用温度範囲マイナス３０―プラス８０度。挿抜寿命１万回。