150123_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月23日 |
150123_01 |
TDK |
受動部品 |
フィルタ |
移動体通信機器用 |
LTE高周波回路向け超小型積層ローパスフィルタ
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TDKの業界最小積層ローパスフィルタ |
TDKは業界最小の0.65×0.5×0.3(厚さ)ミリメートルサイズを実現した積層ローパスフィルタ(LPF)を開発した。スマホやタブレットなどのLTE高周波回路部に使用するもの。当初月産1千万個を見込み、量産を開始した。
LPFは特定の周波数を通過させることで、必要な電気信号を取り出す電子部品。スマホなどの高周波回路で用いられるRF―IC周りに搭載する。
高周波回路部の小型、薄型化の推進をサポートするために、LPFの小型、低背化が求められている。これまで1×0.5×0.4ミリメートルサイズが最小だったが、同社では今回体積で51%減という小型化を実現した。
LPFは低温度で焼結できるセラミック材料を使用したLTCCをベースに、プロセスとして積層化したもの。セラミック材料の粒子を均一に微小化して薄層化。導電体はファインライン化を推進。さらに内部電極の形状設計を最適化するなどで小型、低背化を実現した。
通過周波数帯は1710メガ―1910メガヘルツ。挿入損失が0.55 デシベル 。高い特性の確保と小型、低背化を両立した。使用温度範囲はマイナス40―プラス85度。
今回の積層LPFの開発によって、高周波回路部における実装面積の省スペース化や機器の薄型化に寄与する。しかもモジュールへの内蔵にも適している。
同社では積層LPFの品ぞろえとして、引き続き様々な周波数帯に対応した製品の開発に取り組んでいく。
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