150116_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月16日 |
150116_02 |
東芝 |
半導体集積回路 |
専用IC |
移動体通信機器用 |
モバイル機器向け10W級無線給電用と送電用IC
東芝はスマホなどのモバイル機器向けに、WPC(ワイヤレス・パワー・コンソーシアム)のQi(チー)規格で定められるLP v1.1を使用した10W級ワイヤレス給電用システムとして、受電用IC「TC7765WBG」および送電用IC「TB6865AFG Enhanced Version」を開発、今月下旬からサンプル出荷を開始する。量産は6月からの予定。
近年、ポータブル機器への充電方法としてワイヤレス給電への注目が高まっており、充電時間を短縮するため、大電力に対応できるワイヤレス給電システムが求められていた。
新製品の受電用ICG「TC7765WBG」は、出力電圧を従来の5V/1Aから7―12V/1Aと高くすることで電力量の拡張を実現した。送電用IC「TB6865AFG Enhanced Version」は、周辺回路構成を見直し、ソフトウエアを新たに開発することで10W級システムを実現した。
さらに「TC7765WBG」は、給電制御のプロトコル認証処理をロジック化した回路を内蔵しており、ユーザーのソフトウエア開発が不要になった。
「TB6865AFG Enhanced Version」も給電動作に必要なソフトウエアをサポートしている。ユーザーが10W級システムに容易に組み込むことができ、給電用システムの開発時間短縮に貢献することができる。
用途は、スマホやタブレットなどのモバイル機器や、モバイルアクセサリ。
パッケージは「TC7765WBG」がWCSP28、「TB6865AFG Enhanced Version」がLQFP100。サンプル価格は、それぞれ320円と500円。
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