３相ステッピングシステム向けＡＣ電源入力のステッピングドライバー

山洋電気の「ＳＡＮＭＯＴＩＯＮ　Ｆ５」

　山洋電気は３相ステッピングシステム「ＳＡＮＭＯＴＩＯＮ　Ｆ５」のラインアップを拡充し、ＡＣ電源入力のステッピングドライバーを開発した。１５年２月１日から販売開始する。

　モーターを低振動・高トルクで駆動させることができる。適合モーターは、フランジサイズ４２ミリメートル角、６０ミリメートル角、８６ミリメートル角の３種類。入力電源ＡＣ１００Ｖ用とＡＣ２００Ｖ用をラインアップしている。

　用途は半導体関連装置、一般産業機械、食品機械、医療装置など。

　特徴は同社従来品と比較して、振動を約３０％低減した。新規開発したモーターと組み合わせることで、約５％トルクが向上する。入力の電源電圧ＡＣ１００ＶとＡＣ２００Ｖの出力トルクが同等のため、電源仕様が変更になってもモーターを変更する必要がない。

　エンコーダ付きモーターを使用すると、位置・速度などの運転状態のモニターが可能。振動・脱調が発生した際の原因究明が容易。

　モーターの電磁ブレーキ用電源を搭載しており、開閉タイミングを自動制御する。ブレーキ用の外部電源が不要。同社従来品に比べ、体積を２９％低減した。

　ドライバーの外形寸法は、４０×１６０×１２０ミリメートル。質量は約０.６５キログラム。

　オープンプライス。