141217_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月17日 |
141217_01 |
住友電工 |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
通信インフラ用 |
LTE小型基地局用オールインワン無線モジュール
|
TPM─2606P2の外観 |
住友電気工業は15日、LTE小型基地局用オールインワン無線モジュール「TPM─2606P2」のサンプル出荷を開始したと発表した。
このモジュールを使用すると、LTE小型基地局の開発期間と製造期間を大幅に短縮できる。
スマホなどの普及により、携帯電話システムの通信量は爆発的に増加している。その有力な対策として、通信が集中する小規模地域を専用に「スモールセル」の導入が始まっている。
同社は、既に製品化した携帯電話基地局用リモートラジオヘッドの技術をベースに「TPM─2606P2」を開発し、基地局メーカーにサンプル出荷を開始した。
今後普及が進む2.6ギガヘルツ帯の送信と受信を時分割で切り替えるTD─LTE用基地向けであり、基地局に必要な全てのRF回路(送信増幅器、受信増幅器、送受切り替えスイッチ)をコンパクトにモジュール化した。本無線モジュールを使用することで、LTE小型基地局メーカーでは開発期間・製造期間を大幅に短縮でき、スモールセル導入を容易にするという。
今回サンプル出荷を開始した「TPM─2606P2」以外に2.6ギガヘルツ帯の3.9世代のLTEのうち、送信と受信を周波数で分割するFDD─LTE用や3.5ギガヘルツ帯のTD─LTE用の開発も進める。送信電力や周波数変更の要望にも応える。
|