人感センサーや電力モニタリング向け産業用マイコン新シリーズ

日本ＴＩの産業用マイコン 「ＭＳＰ４３０ｉ」シリーズ

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は６日、高性能アナログ・ペリフェラルを統合し、正確かつ高精度の計測やコストを削減する産業用マイコンの新シリーズ「ＭＳＰ４３０ｉ２０４ｘ」を発表した。

　新製品はマイナス４０―プラス１０５度の広い動作温度範囲に対応する。人感センサー、温度・圧力伝送器、電力モニタリングなど、幅広い産業用市場分野の製品に最適。

　最大４個のデルタ―シグマ型Ａ／Ｄコンバータを内蔵。２０００：１のダイナミックレンジと、誤差０.５％のスマート・メーター製品の開発を可能にする。

　また、デジタル制御発振器（ＤＣＯ）を内蔵しており、外付けの水晶発振子が不要。

　２８ピンＴＳＳＯＰや３２ピンＱＦＰなど、小型パッケージにより設計コストを削減する。

　１６キロ バイト のフラッシュメモリー内蔵の「ＭＳＰ４３０ｉ２０４０」は量産出荷中で、１千個受注時の単価（参考価格）は１.７ドル。３２キロ バイト のフラッシュメモリー内蔵の「ＭＳＰ４３０ｉ２０４１」は同１.７５ドル。