141029_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月29日 |
141029_01 |
TDK |
受動部品 |
コンデンサ |
自動車機器用 |
車載用温度補償用NPO特性の積層セラミックコンデンサ拡充版
|
TDKの温度補償用NPO特性(150度保証)
積層セラミックコンデンサ |
TDKは自動車分野での積層セラミックコンデンサ事業への取り組みをさらに強化する。高温度信頼性の要求が強まっていることを踏まえ、150度を保証する温度補償用NP0特性の品ぞろえを大幅に拡充した。現在、同事業の用途別売上げで、自動車向けは売上比率の約5割を占める主力分野。これまでにない高電圧化、大容量化を図ることで、同分野における中長期的な技術ニーズに先駆けて対応できる製品を整えた。11月から当初月産500万個を予定。
今回、拡充したのは車載向け積層セラミックコンデンサ「CGAシリーズ」の中の温度補償用NP0特性。これまで7サイズ(1005―5750サイズ)で定格電圧50―100Vだったが新たに250V、450V、630Vを追加した。
静電容量範囲も拡大
また、静電容量範囲も100p―220nFに拡大した。
基盤技術である材料技術、多層積層技術を融合して、品ぞろえを充実した。
自動車はモーターと制御回路を一体化するなど、エンジンルーム内での機電一体化の技術が進展している。また、EV、HEV、PHVなどが普及。これまで高温対応は最大125度が一般化しつつあるが、今後は150度対応が本格的に求められるようになるという。
産機分野でも期待
そのため、同社では自動車の信頼性試験であるAEC―Q200に準拠し、しかも150度対応で630V定格まで高電圧化し、今後の技術ニーズを先取りした。
今回の150度対応のラインアップの拡充は、自動車にとどまらず、高信頼性を要求する産業機器分野の時定数回路、フィルタ回路、共振回路、発振回路、スナバ回路といった各種回路での使用も期待される。
|