コンタクト座屈防止構造のピッシュープッシュ型マイクロSIMカードコネクタ

ＳＭＫのマイクロＳＩＭカードコネクタ プッシュ─プッシュタイプ

　ＳＭＫは１６日、スマホ／携帯電話やタブレット端末向けに、コンタクト座屈防止構造を採用した「マイクロＳＩＭカードコネクタ　プッシュ―プッシュタイプ」を開発し、レパートリを拡充したと発表した。

　同コネクタのコンタクトは、同社独自のノウハウを生かした構造を採用し、カードアダプタ使用時の段差やカード斜め挿しなどによるコンタクトの座屈・変形に対し強い形状とした。スマホやタブレット端末などの薄型化に伴う搭載部品への薄型化要求に対応し、高さ１.２９ミリメートルと低背化を実現している。

　同社はコンタクトの変形・座屈防止構造を採用したマイクロＳＩＭコネクタのレパートリをブロックタイプ、プッシュ―プルタイプに今回のプッシュ―プッシュタイプも拡充することで、顧客のニーズに対応していく。

　特徴は、コンタクトは変形・座屈を防止する独自構造を採用。外形寸法は高さ１.２９×幅１５×奥行き１６.２ミリメートルの低背・省スペース。カード挿入検出用のスイッチコンタクト付き。適合カードでの嵌合寿命は３千回を保証。エンボステープ梱包で自動実装に対応する。サンプル価格は１００円。生産能力は月産１００万個。

　主な仕様は、定格電圧電流は５Ｖ、０.５Ａ。接触抵抗１００ｍΩ以下。絶縁抵抗ＤＣ５００Ｖ、１千ＭΩ以上。耐電圧ＡＣ５００Ｖ。使用温度範囲マイナス２０―プラス６５度。