定格電圧25-400Vの自動車ECU向けリード型アルミ電解コンデンサ

日本ケミコンのリード型アルミ電解コンデンサ 「ＧＸＦシリーズ」

　日本ケミコンは自動車のＥＣＵ向けとして、リード型アルミ電解コンデンサ「ＧＸＦシリーズ」を開発した。生産は１４年度内に、ケミコン岩手で月間１００万個から量産を開始する。

　新製品は、エンジン直噴インジェクタ、電動パワーステアリング、電動ポンプなどのＥＣＵ向けとして開発したもの。高容量箔の採用および従来品と比べて熱安定性に優れ、低抵抗な電解液を採用することで、高リプル、大容量、低ＥＳＲ化を実現した。

　しかも定格電圧範囲を２５―４００Ｖと幅広くラインアップすることで、多様化する用途において最適な製品を提案できる。

　同社はこれまで、自動車分野向けに「ＧＸＥ」および「ＧＰＡ」（１２５度品）の両シリーズを販売してきた。

　新製品は、２５―４００Ｖ定格で１２―１１０００μＦをカバー。サイズはφ１０×１２.５―φ１８×４０ミリメートル。温度範囲はマイナス４０―プラス１２５度。耐久性は１２５度３千時間。