スマホ等向け超ｊ小型サイドエントリ型多極対応電線対基板圧接コネクタ

多極対応電線対基板圧接コネクタ 「ＩＤ―Ｍｕｌｔｉ（サイドエントリータイプ）」

　ＳＭＫは２０日、スマホやウエアラブル端末などの機器向けに、サイドエントリタイプでは業界最小の多極対応電線対基板圧接コネクタ「ＩＤ―Ｍｕｌｔｉ（サイドエントリータイプ）」を開発したと発表した。今月から販売開始する。

　近年、スマホやタブレット端末の小型・薄型化に伴ってマイク、スピーカ、バッテリなどの接続に、基板占有面積が小さく、製品高さの低い、ケーブル接続タイプのコネクタの需要が高まっている。

　同社は小型圧接コネクタのトップエントリタイプを販売してきたが、今回、サイドエントリタイプを開発し、製品レパートリを拡充した。

　嵌合高さ１.２ミリメートル、奥行き２.５ミリメートル、幅３.２ミリメートルと業界最小を実現し、機器のさらなる小型・薄型化に貢献する。ロック構造はハーフロック方式としており、非常に良好な嵌合フィーリングを実現。コンタクトは２点接触構造を採用し、高い接触信頼性を実現するとともに、振動や落下衝撃に強い構造とした。

　適合ケーブルはＡＷＧ３２（被覆外径φ０.３９）。極数は２Ｐ。基板パターンは、トップエントリタイプと同様のものを使用することが可能となっている。ＲｏＨＳ指令適応品。

　用途はスマホ、ウエアラブル端末、タブレット端末など。サンプル価格は１００円。生産能力は月産１００万個。

　主な仕様は、定格電圧電流ＡＣ／ＤＣ３０Ｖ、ＡＣ／ＤＣ１Ａ／Ｐｉｎ、接触抵抗２０ｍΩ以下、絶縁抵抗１００ＭΩ以上、耐電圧ＡＣ２５０Ｖ、１分間　遮断電流２ｍＡ（アーク、絶縁破壊などの異常のないこと）、使用温度範囲はマイナス２５―プラス８５度Ｃ。