140813_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月13日 |
140813_02 |
東光 |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
自動車機器用 |
カード内蔵可能なLF(長波)帯で厚み0.32ミリの超薄型3Dアンテナ
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東光の超薄型LF帯3Dアンテナ |
東光はLF(長波)帯のアンテナとして、業界で初めて厚みが0.32ミリメートルという超薄型の3Dアンテナを開発した。コア技術である超薄型巻線技術をはじめ、タイヤ空気圧監視システム(TPMS)やキーレスエントリといった車載向けの送受信アンテナコイル技術などを応用。商品化の時期は明らかでないが、カード型ワイヤレスキーなどとして需要が期待される。
3つのコイル配置
この製品は、一つのコイルの最大感度軸をコイルを搭載している磁性体の軸から35度傾斜させる。三つのコイルを重複することなく、均一に120度の角度で回転対称に配置。三つのコイルの最大感度軸が3軸直交し、無指向性を実現できる仕組み。
一つのコイルの外形は、細線による精密巻線技術によって、20φと小型で、しかもコイルの厚みはわずか0.32ミリメートル。厚さ0.76ミリメートルのICカードに内蔵できるほどの薄さを実現した。
参考特性としては、最大感度が76mV/μT。インダクタンスは4.2mH。
車載向け事業拡大
同社は、メタル系パワーインダクタをスマホ、タブレット分野で伸ばしているが、一方では車載分野での事業拡大に取り組んでいる。その代表的な製品として、TPMS市場向けに受信アンテナコイルおよび送信アンテナモジュール、また、キーレスエントリ向けについても送信、受信をセットとした最適なソリューションを提案している。
今回の製品は、コイル、アンテナ技術を融合して開発。今後、自動車のカード型スマートエントリシステムなど、具体的なアプリケーションに最適化を図りながら実用化を目指す。
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