140717_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月17日 |
140717_02 |
丸三電機 |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
メガソーラーなどの機器冷却用幅広カシメ式ヒートシンク
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竹村 社長 |
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幅広カシメ式ヒートシンク「KHシリーズ」 |
丸三電機はメガソーラーのパワコンなどの機器冷却用に、幅広カシメ式ヒートシンク「KHシリーズ」を開発した。最大幅700ミリメートルまで用意でき、今秋の発売を予定している。
販売目標は今年度(15年5月期)6千万円で、次年度は1億2千万円を目指す。
新製品は、プレス時に素材が戻る現象を生かしてカシメを行う。プレイバック方式と呼ばれ、押出材接続の圧接力を強化し、押出材間の接触熱抵抗の低減を図っている。ななめ構造のカシメにより、素材間に隙間ができない。
竹村社長は「最大700ミリメートルまで顧客要求に合った幅で提供でき、高い放熱性を実現。コストダウンと短納期の両立を行える」と強調し「500kW以上のメガソーラーのパワコンやインバータなど、熱に対する機器の信頼性が高まる中、幅広のヒートシンクが求められていた」と語る。
120角のファンモーターに対応。ヒートシンク両面にデバイス搭載が可能なため、機器内の(デバイス)実装のコンパクト化が図れる。
こうした中、竹村社長は「前年度の売上高は17億1041万円、168%増の伸長となった。携帯電話の基地局のヒートシンク需要がけん引した」と振り返り「熱≠ノ対して取り組んできた努力と信頼が、(顧客から)安心感を持ってもらえた」と分析し、社員に感謝する。
安定供給の強化と新製品開発に向けて、埼玉県の自社工場敷地内に第4工場を建設中だ。
竹村社長は「基地局のニーズは継続の方向」と予測し「昨年投入した、放熱と耐食性を両立した水冷式ヒートシンクの動きも明確化しつつある」と述べる。
幅広カシメ式ヒートシンクは、23日から東京・ビッグサイトで開催する「テクノフロンティア」に参考出品する。 |