140715_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月15日 |
140715_01 |
ローム |
受動部品 |
抵抗器 |
移動体通信機器用 |
100mΩの低抵抗実現の電流検出用0603サイズ厚膜チップ抵抗器
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ロームの0603サイズ電流検出用厚膜チップ抵抗器 |
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1005サイズ品(汎用品)と新製品のサイズ比較 |
ロームは業界最高クラスの100mΩの低抵抗を実現した電流検出用0603サイズ厚膜タイプのチップ抵抗器を開発し、量産を開始した。
定格電力も0603サイズの2倍、1005サイズ並みの0.1Wを保証。実装面積を1005サイズより64%削減できることから1005サイズからの置き換えも進める。スマホ、ウエアラブル機器をはじめとする電池駆動の小型携帯機器などの電流検出用途に適している。
使用温度範囲を従来のマイナス55─プラス125度Cからマイナス55─プラス155度Cと業界で初めて155度Cまで広げ、カーナビ、カーオーディオなどの車載用途でも使える。
生産はタイのローム インテグレイティッド システムズ タイランド。月産2千万個でスタートしている。
新開発の0603サイズ厚膜タイプチップ抵抗器「UCR006」は抵抗素子に銀・パラジウムなどの金属成分を増やした新材料を採用。電極材料も銀ベースの銀、パラジウムの新材料を用いた。
抵抗素子と電極の接続信頼性を高める新構造も採用し、これまでの0603サイズ厚膜タイプチップ抵抗器の2倍の0.1Wの定格電力、10分の1以下の100mΩの低抵抗を実現。抵抗値範囲100─910mΩ。
低抵抗で課題だった抵抗値許容差も独自のトリミングでプラスマイナス1%(F級)を達成。好評の抵抗素子を基板側に向けた裏面実装構造で電流経路を短くし抵抗値をより安定化させた。抵抗温度係数0─300ppm/度Cと、周辺温度が高くても抵抗値がばらつかず高精度に電流を検出できる。はんだ実装時の抵抗値ずれも低減した。 |